2016/02/24 21:20

"Barock Mood"について

"Barock Mood"

「大人のエレキギター」
このギターを一言で表すとしたらと考えて出て来たのは「大人のエレキギター」でした。
上質な素材で最高の鳴りを目指して作りました。
一音一音綺麗になります。そして艶と輪郭のある音です。

birthday 2016/02/19

落ち着きのある紫色のキルトトップ。
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curly maple neck
ebony 12inch radius fingerboard
25.5inch scale
23frets Jescar EVO Gold FS47104
Tatsuta titan 2way truss rod
quilted maple top / mahogany body
Sperzel Trim-Lok tuners
GOTOH GTC102 bridge
3 Waltz Original Pickups
1vol, 1tone, 6way toggle sw, 1output
shellac finish
2955g

まずまず軽量。
木のぬくもりを感じるシェラック塗装。
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センターPUにP90。PUは自作で、音色と各PUとのバランスをコントロール。
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リバースヘッド、スパーゼルロックペグ、EVO Goldフレット。
いろいろな色に輝くアバロン貝ポジションマーク。
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見る角度で立体的に杢が浮き出るカーリーメイプルネック。
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サウンドはトラディショナルでスタンダードな音色をベースに倍音豊か。
各ポジション音色弾き比べ。
Waltz guitars "Barock Mood" bridge PU sample

Waltz guitars "Barock Mood" Neck PU sample
Waltz guitars "Barock Mood" Neck&Bridge PU sample
Waltz guitars "Barock Mood" Center PU sample
Waltz guitars "Barock Mood" Center&Bridge PU sample
Waltz guitars "Barock Mood" Neck+Center PU sample

↓↓↓更に詳しく、製作秘話等は続きをご覧ください。↓↓↓




Barockモデルの4作目の"Mood(ムード)”は前作"flat(フラット)"のデラックスバージョンとして製作を始めました。
なので仮ネームはフラットデラックスと呼んでいました。見た目のインパクト、デラックス感を持たせたく最高グレードのキルトトップ材と虎杢のカーリーメイプルネック材を使用しました。

まぁ見た目も重要ですが、音も重要です!
そこで、

木材を組み合わせる時なんとなくですが、硬いモノと柔らかいモノや濃い色と薄い色など相反するモノを組み合わせるとバランスの良い音が出る気がします。今回の木材は、ボディーのマホガニーは柾目の1ピースで、とてもレスポンスが速く金属的な音が出ます。トップ材のキルトメイプルは柔らかいので、このボディー材と組合わせる事で良い塩梅で硬すぎない音色になっています。ネック材はハードメイプルのカーリーです。硬い木ではありますが、板目な事もあり、それほどレスポンスは速くなくサスティーンもありません。そこで指板はエボニーです。硬く重厚な音とサスティーンが補正されます。

エレキギターとは言えよく鳴るギターはとても気持ちの良い音がします。よく鳴るギター、つまり倍音が豊かでサスティーンの長いギターです。その鳴りを出す一番の要因はやはり木材にあると思います。

この木材の響きを殺さないように塗装するには、塗膜を薄くする事が重要で、シェラックをフレンチポリッシュという技法で塗装しています。この塗装は非常に薄い塗膜を作る事が出来ます。また質感に独自の柔らかさがあります。色がやや飴色なので塗り重ねていくうちに柔らかい表情になります。自然塗料で無害で無駄がないのがとても良いのですが、欠点は傷つきやすい事です。ですが補修はしやすいです。

シェラックは鏡面仕上げが出来る塗装方法で質感と鳴りを重視するならば最高の塗料ではないかと思い、ここ何作かで使用しています。ラッカーやポリウレタンで鏡面仕上をするにはどうしてもそれなりの厚みになります。また無駄が多い。ラッカーやポリはスプレーで吹きますが、噴霧された塗料の半分以上は被塗装物に着きません。工業製品として品質の安定、音色のコントロール等、品質管理をするにはポリが一番なのかなぁと思います。

少し話がそれましたが・・・
ペグも鳴りに影響します。今回使用したのは、スパーゼルのペグです。重量があるのでサスティーンを稼ぐ事ができます。ロック式ですのでチューニングの安定にも一役買っています。

次に今回の目玉でもある電装系。
3つのシングルコイルピックアップがついていますが、真ん中はP90、ネックとブリッジにはストラトタイプのシングルコイルPUになります。もちろんこれらは自分で巻いたオリジナルPUです。当初は真ん中のP90一発だけと考えていました。なぜなら前作”flat”のP90の一発がとても良かったのでそのままで行こうと考えていたのです。安全に楽をしようと思ったのです(笑

しかし、うっかり、なぜか、ジャック穴の寸法を間違えて開けてしまいました。"flat”のジャック穴はボディー表面のコントロールプレートのボリューム、トーンと並んで最後尾の位置でした。そこの寸法を大きく開けてしまったのです・・・そのままでもジャック取り付け出来ない事ないから、そのまま行っちゃおうかなぁとも思いました。でも、後々誰かがリペアした時に、「あれ?なんかおかしい」と気付くかなぁなんて考えると、そのままではいけないなぁと。

それで仕様を変えました。トグルスイッチにピッタリのサイズの穴だったので、トグルスイッチを付ける事にしました。そしてどうせならば面白い事がしたいので、6wayのトグルSWを使う事にしました。こうして後付けでネックとブリッジにシングルPUが着く事になったのですが、結果はとても良かったと思います。

このギターはストラトキャスターの音色が基本にありますが、テレキャスター的なニュアンスも含まれるギターになったかと思います。そして”flat”と同様にP90一発では独自なトーン(PU位置が普通のセンターよりもブリッジよりに取り付けてあります)でトーンコントロールで多彩な音色が楽しめます。

6waySWの動作は、「ブリッジPU/ブリッジPU+ネックPU/ネックPU」「ブリッジPU+センターPU/センターPU/センターPU+ネックPU」となります。美味しいのはブリッジ+ネックのミックストーンが出せる事です。
そして特筆すべきは、P90(センターPU)とのMIXトーンが秀逸です。
あなたの良きパートナーになれば幸いです。
 
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